2番のバーディから3ホール連続でアップした堀奈津佳(徳島)が、主導権を握ったままの展開だった。5番から4ホールを分けた後の9番でもバーディを奪って4アップ。さらに後半も10番で5アップと差を広げる。
ここまで、堀がチャンスを確実に決めていたのに対して、松田唯里にはミスが目立った。3番パー3ではグリーンエッジからのアプローチショットを寄せ切れず、続く4番では3パットでホールを落としてしまった。その流れを象徴していたのが、決着ホールとなった14番であった。堀のドーミーで迎えたこのホール、松田はまたしても3パットで失い、敗戦が決まった。
この春高校を卒業した堀は、プロ志望でこれが最後の日
本女子アマ。今大会は優勝に的を絞っての出場で好調を維持したままベスト4へと勝ち進んだ。
★昨年に続いての2度目の日本女子アマ出場でベスト8となった松田
「今日は、パッティングのミスが多くて、自分でベースを崩してしまいました。堀さんのバーディでとられたホールは仕方ないとしても、自分のミスで失ったホールも少なくなかったので、それが口惜しいし、情けないです。日本女子アマは2度目の出場で初めてマッチプレーに進めたのは、いい経験になりました。日本女子オープンへの出場権も得たので、自分のゴルフも大きく前進したように思います。昨年の日本女子オープンでは、高校(福井工大附属高)の先輩・森美穂さんのキャディーをやらせてもらいました。今年は選手として出場できるので楽しみです」
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