前半の流れは、大きく揺れ動いた。1番で池田がとり、2番では鬼頭が取り返す。スタートから激戦を予感させた。オールスクェアで迎えた4番からは、鬼頭が先行した。このホールをバーディとした後の5番では池田のアプローチショットのミスで2アップに。
鬼頭にゲームの流れがきたかに思えたが、今度は池田の逆襲が始まった。6番のバーディをきっかけに、ここから4ホール連続して獲り、逆に池田の2アップとなって前半9ホールを終えた。
そして、10番からは、再び鬼頭が流れを引き戻す。このホールをバーディとしてひとつ返すと13番もとってオールスクェアに。ことし3月のクィーンシリキットカップでフィリピン代表チーム
の池田、日本代表チームの鬼頭と同じ国際ステージで戦い、お互いを知る両選手はともに一歩も譲らない熱戦を繰り広げた。
14番で、またゲームが動いた。鬼頭が3パットして池田の1アップに。勝負どころでのミスが鬼頭にとって致命傷になってしまった。その後は池田の丁寧なゴルフにつけ入るスキを与えられず18番までホールを分けて池田の1アップで決着した。
★大熱戦で惜敗した鬼頭桜
「この大会に照準を合わせてきたので、ずっと調子はよかったのですけど、このマッチではバーディが少なかった。パッティングを決め切れなかったのが、敗因になってしまいました。特にオールスクェアに戻した直後の14番で3パットして池田さんにリードを許したのが痛かった。致命傷でしたね。日本女子オープンでは、昨年がサードアマでしたから、今年は地元ですしローアマ目指して頑張ります」
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