今年の日本パブリックアマチュアゴルフ選手権を制した、比嘉一貴(パブリック協会)が、4バーディ・1ダブルボギーの2アンダーパー、70でホールアウト。日本アマ初出場にして、6位タイと好位置で第1ラウンドを終えた。
1番ホールからスタートの比嘉は、残り100ヤードの2打目をピッチングウェッジで1メートルにつけ幸先良くバーディ。3番では、178ヤードのセカンドショットを8番アイアンで50センチにつけるスーパーショットで2つ目のバーディを奪った。「最初と3番のバーディで気分良くスタートできた」と、スタートダッシュを決めた比嘉だったが、4番で3番ウッドを手にしたティショットを左に曲げて林の中に打ち込
むと、枝の下を抜こうとした2打目が木にあたるなどトラブルに見舞われダブルボギー。「正直、ダブルボギーで崩れかけたんですが、まだパープレーだと気持ちを入れ替えて」、7番(パー5)でスコアを伸ばし、前半を35で終える。
しかし、後半は「アイアンショットの調子が悪くなって、パットも長い距離が残ってしまい…4メートルぐらいのチャンスについてもパットが決まらないし…」となかなかチャンスをスコアに繋げられない展開に。12番(パー5)でバーディを決めたものの、15番(パー5)では、2オンを果たしながら3パットのミスでパーと、思ったようにスコアを伸ばせず、後半も35。
2アンダーパー6位タイでの第1ラウンドに、「練習では5オーバーパーぐらいしかスコアを出せなくて。自分は本番になると気合も入るし、練習でのスコアは気にしませんでしたが、良いスタートが切れました」と満足げに語る
。「三好CCはティショットを点で打てるか、コントロールが重要だと思う。そういうコースは嫌いではないです」と不敵に笑う。日本女子アマでは、本部高校の先輩でもある、比嘉真美子が悲願の初優勝を成し遂げたのも記憶に新しい。比嘉真美子に続いての日本タイトル獲得に向けて、若武者は明日の第2ラウンドを迎える。
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