1回戦を5and4で田村光正を下した石徳俊樹(広島国際)は、2回戦で加藤龍太郎(ザ・オークレット)と対戦した。7番を終了して2upのリードはしたものの、全体的な試合の流れは「1upされたのをオールスクェアに戻して」の繰り返しで、苦戦を強いられた。15番でオールスクェアに戻すと、そこからはお互いに譲らない膠着状態が続き、エキストラホールに突入した。
勝負がついたのは20ホール目。石徳はフェアウェイからの第2打を林に入れ、第3打は出すだけで絶体絶命のピンチ。残り30ヤードのアプローチが残った。しかし、ここからチップインバーディを奪い、決着をつけた。
日本アマチュアゴルフ選手権競技に4回
目の挑戦で、初めてマッチプレーに進出し、さらに日本オープンの出場権が与えられるベスト8に進み「うれしい」と喜ぶ。これまでの過去3年いずれもクオリファイングラウンドで涙を呑んでいた。だが、4回目の出場だけに「大会の雰囲気もわかってきたし」、秘かに自信をもって大会に臨んできた。ここまでゴルフの状態はよく、「下を見ながら」目標を設定するより「上を見ていったほうがいい。自信はあります」と優勝を狙っている。
「今日はゆっくり休んで寝ます」と激戦の疲れを癒して、明日の準々決勝、櫻井勝之(明治大)との対戦に挑む。
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