1オーバーパー73からのスタートだった須藤啓太(山梨南中学2年)は、2番2メートル、5番で約1メートルのバーディパットを決め、スコアを1アンダーパーとした。だが前半を終えて、周囲から「トップだぞ」といわれ、優勝争いを「意識してしまい」後半スコアを崩してしまった。
10番でグリーンを外し、ボギー。12番では1.5メートルのバーディパットを決めるが、15,16番でいずれもグリーンを外し、連続ボギーとしてしまう。この時点で通算1オーバーパーに戻ってしまった。だが、もともと「今日はパープレーで回れればいい」と考えていたので、気持ちを切り替え、また距離の短い17番(パー4)、18番(パー5)を残し
ていたので、「2ホールのうちどちらかでバーディを獲れるだろう」という計算も働いた。
その2ホール、17番では約1メートル、最終18番では2メートルのバーディパットを沈めた。この日は2アンダーパーの70をマークし、これで通算1アンダーパーとして首位の斉藤史晶と1打差の2位に浮上した。
須藤は、これまで「試合になると怖気づく」というメンタル面で課題があると考えていた。
また、前半パープレーで回りながら、調子に乗って後半で5オーバーパーを叩く、ということもあり、「自分に厳しくする」事を心がけて練習してきた。その成果が最高の形で実りそうな感じになってきた。最終ラウンドは「パープレーを目標にして、バーディチャンスについたら」決めて、逆転優勝を狙う。
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