首位スタートの斉藤史晶(紫雲寺中学3年)は、前半5番でバーディを奪ったものの、6番(パー4)でティーショットを右の林に打ち込み、2打目は出すだけ、3打目が乗らず、4オン2パットのダブルボギーを叩いてしまう。さらに続く7番でもボギーを叩き、アウトは2オーバー38と苦しんだ。
首位にたったことで朝から緊張していて、体が思うように動かなかった。練習場でアイアンショットも球がつかまりすぎて、左に曲がっていた。スコアメイクに苦しむ予兆はあったのだ。ティーショットは「肝心なところで曲がって」しまった。
だが、そんな苦しい状況の中で、10番から3ホール連続してグリーンを外すもアプローチで寄せてパ
ーをセーブしていくと、落ち着きを取り戻す。その次の13番で2メートルのバーディパットを沈める。最後の18番でも2メートルのバーディパットを決め、結局この日はパープレーの72でまとめ、通算2アンダーパーで首位をキープした。
日本ジュニアゴルフ選手権競技は昨年に続き、2度目の挑戦である。昨年は19位だった。今年は2位に1打差をつけて最終ラウンドを迎える。この1年で大きな成長を見せた。「悔いのないように」プレーして、最終18番グリーンを笑顔で上がってこられるか?
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