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競技報告
【連覇を狙う比嘉真美子はパットに苦しみ2アンダーパー】
第1日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe
 6月の日本女子アマ選手権競技で優勝してアマチュアの頂点に立った比嘉真美子(沖縄県立本部高校3年)にとって、今大会は昨年に続いての連覇がかかっている。日本女子アマ優勝後にも、次の目標として「日本ジュニア連覇」を口にしていた。
 1番ホールからのスタートで2、3番を連続バーディにする絶好の滑り出しで猛烈なダッシュを予感させたが…。その後は2ボギー・2バーディと足踏み状態に陥ってしまった。原因はパットだった。
 「連続バーディの後も、チャンスは沢山あったのですが、打ち切れなかったり、ラインを読み切れなかったり、タッチが合わなかったり…で、とにかく決まらないんです。外れる理由もひとつじゃないから
、途中から訳がわからなくなってしまって…」
 グリーン上で戸惑うばかりの比嘉であった。それでも、ホールアウト後は、懸命に気持ちを切り替えようとしていた。
 「考えようによっては、あれだけパットが入らなかったのに2アンダーパーで回れたのだから、決まり出したら、どんどん前に進めるってことですよね。大きなスコアを叩き出せる可能性があるってことですよね」
 そう言った後「すみません、話は、これでいいですか。練習グリーンで、至急に調整したいんです。せめて、入らない理由を、もう少し絞り込んでいかないと、修正もきかないんじゃないかなって感じなんです。集中してチェックしてきます」
 そう言い残すと、比嘉は炎天下のグリーンに飛び出していった。

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