JGA女子ナショナルチームメンバーで中部ジュニア2位入賞の鬼頭桜(美濃加茂高校2年)が2日連続の3アンダーパーをマークし、通算6アンダーパーで首位と1打差の3位に順位を上げ、逆転優勝に望みをつないだ。10番ホールからスタートした鬼頭は、前半スコアカード通りのスコアでパープレー。「チャンスはたくさんありましたが、パットが全然決められなくて…スコアを伸ばせそうなのに思うようにいかないプレーにストレスがたまりました」と悔しがる。
しかし、後半に入ると2番でピン奥5メートルのバーディパットをようやく決めると、続く3番は220ヤードのセカンドショットを3番ウッドで2オン。イーグルパットは外したもの
の2連続バーディとした。6番では2.5メートルを決めて、このまま良い流れに乗りたいところだったが、7番(パー3)でティーショットを左にミスして思わぬボギー。8番で107ヤードのセカンドショットをピッチングウェッジで1メートルにつけるスーパーショットを見せたものの、最後まで「伸ばせそうで伸ばしきれない」もどかしいプレーとなった。
「今日は、ほとんどパーオンしているし、本当にスコアを伸ばせるチャンスがたくさんあった。それなのに、パットが…」と思うようにならないパッティングに不満を募らせていた。それでも、光明はある。「ショットが大分復調してきて、左へのミスも1ホールだけ」と最近のショットの不安は払拭された。「明日は、昨日と今日でパットを決められなかった分、バーディパットが入ると思うし、入れたい」そうすれば、目標である優勝に届くと踏んでいる。「通算10アンダーパーまでスコアを伸ばせれば、優勝できるかな。自分が明日悪くても4つ、5つはスコアを伸ばしたい」。
2009年の日本ジュニア女子12~14歳の部で2位になったことはあるが、JGA主催競技では未勝利の鬼頭。ナショナルチームに所属する選手として、是が非でも日本タイトルを手にしたい。
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