2バーディの後に1ボギー。アウト、インとも同じこの展開だった城間絵梨(沖学園高3年)は、それぞれのボギーを口惜しがった。
「アウトでは、3、4番と連続バーディー後、7番でボギーにしてしまいました。5番アイアンでティーショットしたのですが、打った直後に逆風がきて、ピンを10メートルもショートしてしまったんです。これは不可抗力ですから仕方がないと割り切れます。問題は、そこからのパッティングです。ファーストパットを3メートルもオーバーさせて、返しもはずしての3パットでした」
インでは、11、13番をバーディにした後の15番パー5をボギーにしている。ティーショットはフェアウェイ中央に。第2打は
6番アイアンでのレイアップ策をとった。このショットを右ラフにプッシュアウトさせてしまった。ボールはすっぽりと長い芝生の中に埋まっていた。この状況から果敢にグリーンを狙うも手前バンカーに。バンカーからは1メートルに寄せたものの、このパットをはずしてのボギーだった。
「どちらのボギーも、しなくていいミスから叩いてしまったものでした。ひとり相撲をとっているようなボギーだったのが口惜しい」
とはいえ、トップタイである。高校3年生。これが最後の日本ジュニアだ。城間は、はっきりと口にした。
「優勝以外は考えたくもありません。この大会では、これまで納得できるプレーがないんです。最後ぐらい、しっかりと締めくくりたいです。これまでの集大成としても、今日みたいなボギーを無くして、ベストのゴルフができた、という思いでホールアウトしたい。しっかりしろ、わたし。気合いを入れていきます」
|