久我悠太郎(東北福祉大4年)がインは耐えて、アウトで勝負するという「作戦通り」の4アンダーパー68をマークした。この日は、10番スタートで「前半はパープレーで回れればいい」という思惑だったが、出だしからパーを拾うゴルフが続き、12番ではカラーから3パットのボギーで、「流れが悪かった」。しかし、14番ホールでピッチングウェッジで打った第2打を2.5メートルにつけてバーディを奪い、流れを変えた。予定通りパープレーでハーフターンすると、1番で7メートル、3番で1メートル、6、9番で2.5メートルのバーディパットをことごとく沈め、4アンダーパーでホールアウトした。
スリーレイクスカントリークラブのアウトは、パー3を除く7ホール中5ホールが左ドックレッグのため、持ち球がドローボールである久我にとっては、攻めやすい。そのため、「アウトで勝負しよう」と決めていた。その作戦が見事に功を奏した。
2009年の日本アマチュアゴルフ選手権競技ではベスト4に残った実績がある久我だが、タイトルはまだ獲っていない。大学4年生である彼にとっては、日本学生は最後のチャンス。当然「優勝」を狙っている。「4日間60台で回ることが目標だったので、第1ラウンドは」まずまずの結果だ。あと残り3日間、この調子を維持して、乗り切りたいところだ。
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