第2ラウンドは10番ホールからのスタートだった松山英樹(東北福祉大2年)は、11、14、18番でバーディを奪い、33。好調なプレーを展開していた。
ところが、後半になると、1番から5番までのバーディチャンスをことごとく逃してしまい、暗転した。「ストレスがたまり、6番で爆発してしまった」というように、6番(パー5)のティショットを左ラフに入れ、出すだけの第2打がラフから出ず、第3打でやっとフェアウェイに出し、残り30ヤードの第4打を2メートルにつけたものの、そこからよもやの3パットでまさかのダブルボギーを叩いてしまう。その後、9番でバーディを獲り、37でホールアウト、この日は2アンダーパー
と思ったようにスコアを伸ばすことは出来なかった。通算6アンダーパーで首位に並んだものの、笑顔はなかった。「前半に3つバーディを獲っておいたから良かった」ものの、「悪すぎる。内容がひどい。2アンダーパーとはいえ、80を打った気分」と彼にとっては不満の残るラウンドだった。
「明日、あさってはノーボギー」を目指し、今日「バーディが獲れなかった」分バーディを獲っていけば「いい結果が出るかな」と青写真を描く。この日は1メートルから1.5メートルくらいの距離のバーディパットを外しており、これが入っていれば、悠々と単独首位に立っていただろう。第3ラウンド以降、彼の調子が戻れば、どれだけスコアが伸びるのだろうか。試合展開はさておき、ちょっと見てみたい気もする。
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