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競技報告
【単独首位の藤本は、「明日は伸ばしあいになる」】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
第2ラウンドを終えて首位タイに並んだ藤本佳則(東北福祉大学4年)。第3ラウンドは、最終組で久我悠太郎(東北福祉大学4年)と後輩の松山英樹(東北福祉大学2年)とのプレーとなった。同じ大学ゴルフ部でしのぎを削ってきた相手とのラウンド。特に松山はユニバーシアード競技大会で藤本を上回って金メダルを獲得するなど、目下、最大のライバルといえるだろう。この2人は、一歩も譲らないプレーでお互いにスコアを伸ばしあったが、この日単独首位に躍り出たのは、藤本だった。

3番(パー5)で計算どおりバーディを先行させると、5番(パー4)でティーショットを左の林に打ち込むトラブル。2打目でグリーンエッジまでボールを運
び、2メートルのパーパットを残した藤本は、これを外してボギーを叩いてしまう。しかし、ここから藤本の快進撃が始まった。6番(パー5)でバーディを奪って前半を35で終えると、後半は「ショットが少し乱れて、耐えに耐えて」13番までパーセーブ。迎えた14番。133ヤードのセカンドショットを9番アイアンで1メートルにつけてバーディを奪うと15番で6メートル、16番で5メートルを沈めて、3連続バーディとした。最終18番(パー5)もバーディとした藤本は、6バーディ・1ボギーの67でホールアウト。通算11アンダーパーにスコアを伸ばして、明日の最終ラウンドを単独首位でスタートする。

ユニバーシアード競技大会からの連戦の疲れも徐々に抜けてきているというが、「昨日までの2日間で疲れの中でショットをまとめてきたのが、体調が戻ってきて、少しショットのブレが出始めた」と苦笑い。しかし、そのショットの乱れも、「自分が狙ったターゲットから大きく外れることはない。微妙なもの」という程度。思惑通り、単独トップに立った藤本は、再び松山との最終組でのプレーとなる最終ラウンドを「2人でいいプレーが出来れば」と笑顔を見せる。

一瞬、険しい表情を見せたのは、「このコースは、スコアの伸ばしあいになる。自分が単独トップに立っているからといって、チャンスが大きくなったわけではないと思っている。4打差、5打差の選手までチャンスはあるだろう。自分が6つスコアを伸ばせば…」とバーディ合戦の最終ラウンドを攻めきる覚悟を決めたからだろう。

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