通算2アンダーパー、7位タイからのスタートだった森博貴(日本大学2年)が7バーディ・ノーボギーの65とこれまでのアマチュアのコースレコード「67」を2打更新する見事なプレーを見せ、通算9アンダーパーの3位タイに浮上してきた。
3番で30ヤードの第3打をピンにぴたりとつけてバーディとし、ここからバーディ攻勢が始まった。5番5メートル、6番20センチ、10番2メートル、15番1メートル、16番4メートルとことごとくバーディパットを決めた。最後の18番(パー5)では、10メートルに2オンし、2パットでバーディとして、この日のプレーを締めくくった。「寄せてパーというところもあったが、ボギーになる
シチュエーションはなかった。楽にバーディを獲れて気分よくプレーできた」と余裕の笑顔を見せた。
「ホッとしました。優勝争いが出来るところにいたかった。今日の目標は達成できた」と首位の藤本佳則とは2打差だ。実は地元・桑名の出身で、開催コースのスリーレイクスカントリークラブは、「小学校2年から6年まで練習させてもらっていて」よく知っているコースなのだ。また「1日目、2日目にミスしたところは、ティーショットを刻むなど安全に」プレーするといったコースマネージメントもお手の物だ。たとえば、第2ラウンドでティーショットをOBにした6番は、パー5にもかかわらず、この日は3番ウッドでティーショットを打ち、見事にバーディにつなげた。最近はプレースタイルを「イケイケのゴルフ」から「反省して、考えて」する方に変えており、その効果が出てきたようだ。
最終組は、東北福祉大の藤本、松山英樹とのプレーとなる。「やるからには優勝を狙いたい」と臆するところはない。優勝経験は、全国高等学校ゴルフ選手権春季大会(2009年)がある。地元の利を活かして、逆転優勝につなげることが出来るか、楽しみだ。
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