2組目でプレーした法崎佳成子(名古屋商科大4年)がホールアウトしてきた時点では、全体のスコアの状況がわからず、「飛距離の出る選手があとから上がってきますから」とまさか自分が首位とは思ってもいなかった。
10番からスタートして、いきなり5メートルのバーディパットが入り、幸先のいいスタートを切った。13番でボギーを打つが、前半をパープレーの36で回る。「18番でバーディが欲しかったけれども」まずまずの内容のゴルフだった。ハーフターンして、3番で2.5メートルのバーディパットを決めて、再びこの時点で1アンダーパーとなった。
だが、6番で「集中力が切れて」きてボギーを叩き、さらに9番ホール
ではティーショットが木の後ろに行ってしまい、2打目が木の枝に当たってしまうトラブルに見舞われ、このホールもボギーに。結局1オーバーパー73でホールアウトした。この日のプレーについては、「もう少し攻め切れていれば」と悔やむシーンもあったようだが、「パープレーを目標にしていたので」納得できる範囲だ。
法崎は過去、日本女子学生には3回出場しており、10位タイ(2008年)が最高の成績だ。4年生の彼女にとっては、今年が「最後なので、少しでも上位に」いきたいところだ。その意味では最高のスタートが切れた。「私は飛距離が出るほうではないので、パーを積み重ねていって、ボギーを打たないように」と堅実なゴルフを目指す。「あと2日あるのでスタミナを切らさないように」と体力面での注意を怠らない。
果たして、彼女がこのまま逃げ切ることが出来るのか。2打差の2位タイには7人の選手が並び、混戦模様に。第2ラウンドでは、どんな試合展開になるのか、注目したい。
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