先週のユニバーシアード競技大会(中国・深圳)に日本代表として出場した荒木美友(大手前大学3年)が第2ラウンドで1オーバーパー73をマークし、通算4オーバーパーで首位タイに並んだ。
ユニバーシアードではショットの調子は安定していたものの、グリーンによって速さが違う上に、傾斜のあるグリーンに「タッチが合わず」、個人では22位タイ、団体では11位タイという成績に終わった。
その後、中国からは21日に帰国、一度成田を経てセントレア中部国際空港へ移動した。疲れからか、ひじやひざに痛みを感じるものの、「プレーには影響ない」という。この日は前半「ショットが乱れた」ものの、パッティングがハーフで1
3パットと好調で、パーを拾った。2番でボギーを打ったものの、7番では5メートル、9番では8メートルのバーディパットを沈め、1アンダーパー35でターンした。
後半に入ると「ショットは安定してきた」ものの、今度はパッティングが決まらない。ボールがホールのふちに蹴られることが多かった。10、13、17番ではボギーを叩いてしまった。この時点で通算5オーバーパーだったが、最終18番で3メートルのバーディパットを沈め、通算4オーバーパーでホールアウトした。
「今まで優勝したことがない。いつも2位とか3位なので、絶対優勝したい」とタイトルに意欲を見せる。日本女子学生ゴルフ選手権競技では2009年3位、2010年4位と今一歩手が届かなかった。
会場であるスリーレイクスカントリークラブは「ラフが長いので、ラフに入れたらパーを拾う」のがやっとなので、ティーショットでのフェアウェイキープをキーポイントに挙げる。最終ラウンドは「周りの目を気にせず、自分のプレーが出来るように」集中していきたいところだ。荒木は果たして悲願のタイトルを手にすることが出来るのか。
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