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競技報告
【歴代優勝者の白井と吉村が+2の4位タイと健闘】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
白井敏夫
過去32回の大会で23人のチャンピオンが生まれた日本シニアゴルフ選手権。25回大会優勝の白井敏夫(総武)と27回大会チャンピオンの吉村和正(プレジデントCC山陽)がともに2オーバーパーでホールアウト。首位と3打差の4位タイと健闘を見せている。
白井は出だしの1番ホールで4メートルを沈めてバーディスタートとすると、3番でボギーを叩いたものの、5番では5メートルを決める。このまま好調なプレーを続けるかに思われた白井だが、9番で6メートルのチャンスから3パットのボギーを叩いて流れが変わる。10番で1.5メートルのパーパットを外して連続ボギー。12番では、セカンドショットを手前バンカー、13番(パー
吉村和正
3)はティーショットをグリーンオーバー、14番ではセカンドショットをグリーン右に外して3連続ボギーとしてしまう。「正直、あの時は、心が折れました。もう70台でホールアウト出来ればという気持ちでした」と振り返るが、ここから歴代優勝者の意地を見せる。15番で140ヤードの2打目を8番アイアンで2メートルにつけてバーディを取り返すと。17番も3メートルをねじ込んで、この日4バーディ・6ボギーの74にスコアをまとめた。「このコースは、グリーンがね…それにドッグレッグも多いし、本当に難しい」といい、「今日のスコアは上出来ですよ」と謙遜する白井。8年ぶりとなる優勝に好スタートを切っても、慎重な姿勢は最後まで崩さなかった。

一方の吉村もスタートの1番をバーディ。このバーディは、残り80ヤードのセカンドショットが先にグリーンオンしていた同組の稲垣智久(岡崎)の球に当たり、80センチについてのもの。ラッキーを確実にものにした吉村だったが、この日のバーディはこの1つだけだった。「アイアンショットが不調で…フックばかり」という前半は、4番、8番でボギー9番では、30ヤードのアプローチがディボット跡からになるという不運でボギーとし、2オーバーパー。しかし、ここから白井同様に吉村が意地を見せる。後半は、全てスコアカード通りの内容でパープレー。「後半はショットの調子も戻ってきたし、確実にパーオンしていく」という作戦が奏功した。吉村が日本シニアの優勝杯を手にした27回大会の会場は、ここ熊本空港カントリークラブ。同じ中国地区から本選手権初優勝を狙う松本新語に「やっぱり、吉村さんはこのコースに合っているよね」といわれるほど、相性はいい。本人も、「このコースは良いイメージばかり」とそれに答える。2度目の優勝を同じコースでと話を向けるが、「いや。目標はベスト10に入ることですよ」と素っ気無い。それでも、「優勝スコアは通算5オーバーパーぐらいでしょう。明日は雨の予報だし、75でプレーすれば…」と秘かに期するものはありそうだ。


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