シニアオープンローアマチュアとのダブルタイトルを目指す松本新語(久米)は、この日も堅実なプレーを見せた。
前半、2番ホールでボギーが先行するも3番(167ヤード・パー3)で6番アイアンのティーショットを2メートルにつけてスコアを戻す。風が強くなり始めた7番ホールでは、向かい風の計算を見誤り、「大き目のクラブで軽く打った」2打目がグリーン左バンカーに入りボギー。その後はパーを積み重ねて迎えてきたが、「グリーンが昨日より重たくなっていて、少しスピードが出ていないように感じていた。それを意識してしまって」15、16番と10メートルから連続3パットでボギーを打ってしまった。「しっかり打たなければ
いけないと思って…でも、打ってしまうとホールを過ぎて止まらない。それがわかっていたんだけれど」と苦笑い。それでも連続ボギーの直後の17番で3メートルのバーディパットをねじ込み、この日2バーディ・4ボギーの74でホールアウト。通算2オーバーパーは首位と2打差と逆転優勝圏内に踏みとどまっている。
「17番のバーディは明日に繋がります。18番も惜しいバーディチャンスでしたし。ただ、今日は風の影響もあって、アイアンショットの飛距離が合わずに疑心暗鬼なってしまった」と、反省半分明日への期待半分というコメント。日本シニア初優勝のチャンスにも、「いつもどおり。変に慌てて攻めることもないし、守りに入ることも無い。淡々とパーを積み重ねるだけ」と泰然自若を貫き通す。
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