震災復興支援グリーン・ティー・チャリティー「2011年度(第33回)日本シニアゴルフ選手権競技」は11日、熊本県の熊本空港カントリークラブで第3ラウンドを行った。時折小雨が落ちる曇天の中で行われた最終ラウンド。優勝争いも今日の天候のように混迷を極めた。通算イーブンパーでスタートした白井敏夫(総武)は、後半スコアを落とす。すると、白井とともに最終組でプレーするシニアオープンローアマチュアの松本新語(久米)が猛追。15、16番の連続バーディで白井を逆転。17番で白井がボギーを叩き、その差は2打に。そして迎えた最終18番。首位の松本が、3打目を池に打ち込みダブルボギー。松本と白井はともに通算6オーバーパーで首位タイとなり、優勝はプレーオフに持ち込まれた。17番ホールで行われたプレーオフ1ホール目。松本の2打目が左ラフから目の前の木に当たる不運もあってボギーを叩いたのに対し、白井が手堅くパーをセーブして決着。白井が2003年大会以来となる2度目の日本シニアチャンピオンに輝いた。3打差の3位タイには、木村利治(水戸グリーン)と田村敏明(越後G奥只見道光高原)が入賞した。大会連覇を狙った稲垣智久(岡崎)は、1バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの77とスコアを落とし通算12オーバーパーの7位タイに終わった。
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