ホールアウト後、飯田耕正(ジャパンクラシック)は、苦笑いを見せた。昨日は、ボギーが先行するも10番からの9ホールでスコアを伸ばして、「10番以降のホールのほうがチャンスを作れる」と話していた。
第2ラウンドは、その10番ホールからのスタート。言葉とおり11番で4メートルを沈めてバーディを先行させるが、15番で1.2メートルのパーパットを外すと、18番では3パットのミスで、前半で1オーバーパーと予想外のスコアに。しかし、後半に入ると1番で5メートル、3番(パー5)でアプローチを1メートルを沈めて、4番は5メートルを決めて3バーディを奪ってスコアを伸ばした。「昨日とは全く逆の展開でしたよね。
バーディが先行したのに、10番ホールからの前半でスコアを落として…」これが飯田の苦笑いの原因だ。「前半、3パットのミスやスコアを落としそうなピンチもあって。それでも後半で3バーディが獲れたことで、生き返りましたよ」と胸をなでおろす。
「今日も終盤はショットが乱れて、それでも耐えに耐えて」と苦しみながらも首位に立った飯田。「2日間、上手くゴルフができていると思う。明日、この順位で争えることが、モチベーションになります」静かに闘志を燃やす飯田。本選手権2度目の戴冠に向けて、試練の18ホールが待っている。
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