ディフェンディングチャンピオンの比嘉真美子が4バーディー、ボギーなしの4アンダー70で連覇に向けて好スタートを切った。といっても、本人は「もっとスコアを伸ばせたのに、凡ミスが多くて…」と、ちょっとふくれっ面のホールアウトだった。
台風4号の接近で風が強くなり始める中でのスタート。1番パー5で5メートルのバーディーパットを沈めると、2番では第2打があわやカップインの20センチで連続バーディーの好スタートだった。318ヤードと距離の短い6番パー4でもピンまで60ヤードの第2打がまたもやあわやカップインの10センチと、ショットが冴えていた。ここまでは、この先どこまでスコアを伸ばすのか…と、期待
を膨らますのに十分な内容であったのだが、ここからパー5ホールでのアプローチ(第3打)ミスがあったり、パットミスでバーディーを加えることができずに最終18番ホールを迎えてしまった。フェアウェイからピンまで60ヤード、打ち上げの第3打を2メートルに。やや下りの微妙なスライスラインを決めて最後はしっかりと締めくくったのは、さすが実力者だった。
この春、高校を卒業して、7月には最終プロテストを受けることが決まっている。その前に、日本女子アマ連覇でアマチュア生活の総括とする。「連覇してこそ真の強さだと自分に言い聞かせてモチベーションを高めてきた。
今シーズンは、プロの日本女子ツアーのトーナメントへの出場が多く、アマチュア競技は、この日本女子アマが初めての出場だった。「4月にゴルフの流れが悪くなって、調子が上がらなかったのですが、先週からプレー内容も体調も良くなって、ゴルフが急激に上向いてきた中で、この大会に臨むことができました。当然、連覇は意識します。でも、気負わず初心に帰って自分のゴルフをする。結果はついてくる。その姿勢で落ち着いてプレーを続けていきます」
ちなみに大会連覇は第38回、第39大会(1996、97年)の中島真弓いらいとなる。
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