田口晴菜は、1回戦で取りつ取られつの接戦の末に高橋恵を下し、2009年大会で残した自身最高順位のベスト32の更新を決めて迎えた2回戦。対戦相手は植竹希望。ショットが好調でチップインも奪う植竹に対して、田口はピンチも耐えて必死に植竹に食らいつく。
その粘りが実って8番ホールで2回戦で初めて1upのリードを奪う。後半12番で植竹がバーディを奪ってオールスクウェアとされたものの、直後の14番で3メートルの上りスライスラインを読みきった田口がバーディを決めて再び1upとする。その後は、16番でお互いがバーディを奪い合ってハーフとするなど見ごたえのある内容で18ホールを戦い抜き、田口が1upで勝利
を収め、初のベスト8入りを決めた。
「前半は、本当に植竹さんのショットが良くて。流れも植竹さんにあったなかで、よく耐えられたと思う」と相好を崩す田口。自分の目標のひとつでもあったベスト8入りを果たし、日本女子オープンの切符を手中にした。「日本女子オープン出場資格を得たのは初めてで、凄くうれしい」と初々しい笑顔を見せる田口。しかし、田口の日本女子アマは、まだ終わっていない。「明日からも1つでも上の成績を残したい」その言葉には初々しさも消え自信に満ちた力強さが感じられた。
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