1回戦で岡山絵里(大甲賀)をくだした保坂真由(東松山)。引き続き行われた萩桃江(兵庫県連盟)との2回戦は、1回戦の上をゆくワンサイドマッチとなった。1番でバーディを決めてリードするスタートを切ると6番まで勝ち続けて早々と6upとした。さらに2ホール続けて分けた後の9、10番ホールも勝って8up。ドーミーホールとなった11番を分けて8and7の大勝だった。
「私がメチャメチャ調子良かったわけではないんです。普通にやっていたら、相手が崩れていって勝たせてもらってしまったんです」。
今大会が3年連続3回目の出場で、昨年もマッチプレーに進出したが、1回戦で香妻琴乃に敗れている。「だから、今
回は絶対に2回戦まで勝ってベスト8を目標にしていました」。その目標は、あっさり達成したのだが、意気込みは空回りしてしまった感じで「“やった!”というより“勝っちゃった”という感じです。いいのでしょうか? もっと、マッチプレーを続けたいです」。
1、2回戦でプレーしたのは26ホールだけ。目標はクリアしたものの、物足りなさが先に立つのだろう。クラブハウスに引き上げてきたときは、ただキョトンとしているばかりだった。ずぶ濡れになったウェアを着替えたあとは、さすがに気持ちを入れ替えて「こうなったら、ちょっと欲をだして優勝目指して戦い続けます」。
日本女子オープンゴルフ選手権競技への出場権が与えられたことで、さらに気持ちを高めていた。
|