前半は1ホールずつ取り合ってオールスクェアで迎えた10番からゲームが動き出した。このホール、保坂がバーディを奪って1upとすると、11番では田口がティーショットを大きくプッシュアウトして斜面を転がり落ちてピンチに立たされた。
パーをセーブできずに、保坂の連続アップとなった。しかし、今度は優位に立った保坂が、12、14番とボギーにして、試合は再び振り出しに戻ってしまった。16番でまた新しい流れが生じた。保坂がバーディを決めて1up。そして迎えたのがドーミーホールとなった18番パー5だった。保坂は、ここでもバーディを奪い、右ラフからの第3打を大きくグリーンオーバーさせた田口を振り切った。
★田口晴菜「私も、これがアマチュアとしては最後の試合になる(プロテスト受験中で現在2次まで通過している)と思っているので、悔いのないようにプレーしたいと願っていました。高校1年生のときにベスト32になって以来のマッチプレーで、準決勝で負けたのは悔しいけど、ここまでやったおかげで、自分の課題もわかりました。疲れてくると左に引っ掛ける。それを意識すると今度はプッシュアウトする。
技術的なことというより、体力的に不足していると思い知らされました。あとひとつ、パッティングでも、ショートすることが多かったので、これも、もっと積極的なストロークができるように練習します。ありがとうございました」
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