準決勝第1試合は、比嘉真美子(カヌチャ)と保坂真由(東松山)との対戦となった。大会連覇を狙う比嘉は順当に準決勝まで勝ち進んできたものの、その内容はショット、パットとも万全の調子とはいえないだけに、よもやの番狂わせも期待されたが、「体力不足でした」という保坂のショットが乱れ、3and2で比嘉の軍門に下った。
2番ホールで保坂がティーショットを林に打ち込んでボギーを叩き比嘉にリードを奪われると、3番ではバーディを決められてリードを広げられる。8番では3パットのミスでその差は3upにまで広がる。後半、保坂は12番で3メートルのバーディチャンスを迎えたもののこれを決めきれず、流れを変えることが出
来ないままホールを積み重ねる。
14、15番では勝負どころのパッティングをショート。結局16番をハーフとした瞬間、保坂の敗北が決まった。「準決勝まで来たのだから明日の決勝戦に進みたかった。でも、比嘉さんはティーショットもずっとフェアウェイを捉えていたし、付け入る隙はありませんでした」と、完敗を認めた。「もっと体力をつけて最後までショットがぶれないように練習をしないと。あとはパッティング。チャンスはあるのに決められなくて、流れを掴めずに負けてしまったので…その2つが課題です」と語るが、まだ保坂の女子アマは終わっていない。「準決勝で負けたのは残念ですが、明日の3位決定戦には絶対に勝ちたい」そう言い残して、ゴルフ場を後にした。
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