今回の日本アマチュア選手権に、オーストラリアから二人の選手が出場している。二人ともナショナルチームの一員だ。ひとりは、Cory Crawford(コリー・クロフォード=19歳)で、もうひとりは、加藤陸大(17歳)。ともに第1日目は73の1オーバーパーで37位タイ。
加藤は、シドニー在住で両親ともに日本人。オーストラリア生まれで、昨年、一昨年とインターハイに優勝している。この2連覇は、アマチュア時代のジェフ・オギルビー以来の快挙である。
10番ホールスタートで、出だしはパー。11番ダブルボギー、12番ボギーというスタートにも関わらず、17、18、1番と3連続バーディ、3番バーディと取り返す粘
り強さがある。
「今日は、ダブルボギーが2つあったんですよ。特に5番のダブルボギーは…」と悔やんだ。
彼が日本でプレーするのは、これで2度目である。
6月19~22日に中京ゴルフ倶楽部石野コースで開催されたトヨタジュニアゴルフワールドカップに参加している。
「インターハイの予選があったので、いったんオーストラリアに戻って、それからまた再来日しました」
「今日は、ものすごい雨でしたけど、トヨタのときは、台風の中でしたから、それに比べれば、たいしたことはないですよ(笑)。ともかくこういう天候では、手堅くプレーすることを第一に考えていたのですが…やっぱり2つのダブルボギーが悔やまれますね」
もちろん、英語も日本語も堪能である。「10月に高校を卒業するので、日本のQTを受けたいと思っています」
と、今後も日本で戦いたいと意欲満々だ。
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