「今日は、静かなプレーをしようと思っていたのですが…」
1日目に67を出して首位に躍り出た富村真治の密かな目標は「メダリスト」である。上位32名の中に残れば、マッチプレーに進出できるのだが、手堅く、しかもメダリストを狙おうとすると、心が揺れ動く場面が、いくらでもある。アウトからスタートして3番(パー3)でのボギーは、きっと揺れ動いたままの気持ちの表れだったのかも知れない。
昨日の激しい雨でグリーンは柔らかく止まりやすい。しかもスピードが微妙な感覚を狂わせる。ボギーのあと富村は、ずっとパープレーを続け、8番(パー3)でこの日イーブンに戻す。そして後半に入って10番(パー5)でバーディを獲った
あとも、パープレーが続いて、この日71。通算6アンダーパーでホールアウトした。
「守っていたわけではなく、振り返ればチャンスをしっかりとモノに出来なかったという反省点はあります。特に、後半に入ってもう少しとれるはずなのに、もったいないラウンドでもありました。明日からは、気合を入れてプレーします!」という富村は「これでグリーンがもう少し硬く、速くなれば…」自分のペースに持ち込める、という。
富村は、午後スタートの最後の組の小浦和也と並んで、メダリストとなった。
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