香妻陣一朗(日章学園高3年)は、地面をたたきつけるような激しい雨が断続的に降り続く、難しいコンディションとなった第1日の午前スタートで、パープレー72と耐え、第2日を迎えた。マッチプレー進出には「最低でもパープレー、オーバーパーは厳しい」と心してスタートした。
この日は10番ホールからのスタートで、11番でバーディを奪ったものの、17番で「ボギーを打ってしまい、やばいかも」と危機感に駆られたが、ここで「思い切っていこう」と気持ちを切り替えた。ハーフターンして1番ホール(パー5)で残り230ヤードの第2打を3番アイアンでエッジまで運び、20ヤードのアプローチを寄せてバーディを獲り、落ち着いた。続く2番、3番でもバーディチャンスにつけ、いずれも決められなかったが、4番ホールで「バーディを獲って、楽になった」
前半はパッティングが「ショートしていた」ので、後半は「ショートしないように、強気で打っていった」のが、その後のバーディラッシュを生んだ。6,7,9番とバーディを奪い、この日は5アンダーパー67をマークして、通算5アンダーパーの3位タイでホールアウトした。
第3日からはマッチプレーとなるが「ボギーを打たないように、パーセーブしていく」という。今年はナショナルチーム入りを果たし、九州アマチュアゴルフ選手権に優勝した。
「まずはベスト8」を目標とし、日本オープンへの出場権を獲得し、さらにその先の「優勝を目指したい」という。
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