マッチプレーに進むために7人の選手が3人の枠をプレーオフで争った。
まず1組目で竹内輝樹、石渡和輝、佐藤大平、正野有道の4名がプレーした。1番ホール(パー5)からスタートし、決着がつくまで次のホールを進んでいく。
1番では2オンした選手はおらず、竹内以外は3オン。竹内は3打目をオーバーしてしまい、奥のラフ。絶体絶命のピンチだったが、そこから見事なアプローチをみせ、チップインバーディを決めた。そのあと石渡、正野がいずれもバーディパットを外し、花道からのアプローチを30センチに寄せた佐藤が短いバーディパットを沈め、後続の組を待った。
2組は青木龍一、秋元一男、石塚祥成の3人がプレー。
やはり2オンした選手はおらず、第3打のラフからのアプローチを奥のカラーにこぼした青木が4打目をパターで打って、バーディを決めた。秋元、石塚の2人はバーディを奪えず、1ホール目でバーディを奪った竹内、佐藤、青木の3人がマッチプレー進出を決めた。
劇的なチップインバーディを決めた竹内は、あまり「意識せず、楽しんでパーを続けて次にいければ」と思ってプレーオフに臨んだ。奥のラフからのアプローチは、ピンまで5~6ヤードで56度のウエッジで打った。少しスライスすると読んで、ややカップの左を狙った。この日、竹内は7番ホールでもチップインバーディを決めていたので「そのイメージ」があって、絶妙なタッチを披露できた。
いよいよ5日(木)からマッチプレー1回戦が始まる。竹内は「マッチプレーは初めてなので、挑戦者として挑みたい」と気持ちを新たにしていた。竹内は関東アマチャンピオンの堀川未来夢と対戦する。
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