本選手権初出場でマッチプレー進出を果たした久志岡俊海。1回戦の相手は、荒川英二で日本アマ初出場同士のフレッシュな顔合わせとなった。このマッチは、両者互いに譲らない熱戦となり20ホールに及ぶ長い戦いの末に、久志岡が辛勝。続く2回戦は、昨日のプレーオフでチップインバーディの劇的な幕切れでマッチプレー進出を決めた竹内輝樹だった。その竹内との2回戦は、1回戦とは一転。竹内のショットが定まらず自滅する形で久志岡が序盤からリードを奪い、前半で6upの大差をつけた。特に7番ホールで、残り120ヤードの2打目をアプローチウェッジで1メートルにつけてバーディとし4upとした時点で、「自分に流れが来ている」と感じ
たという。久志岡は、後半も安定したショットで竹内につけ入る隙を与えず、6and4でベスト8入りを決めた。「日本オープンに出場したかったので、ベスト8は嬉しいです」疲れも見せず、笑顔を見せる久志岡。明日の準々決勝は、優勝候補筆頭と目されていた松山英樹を退けてベスト8となった小西健太とのマッチアップ。両者は、ともに広島出身で、顔見知りという。「久しぶりに彼とプレーできるのが楽しみです。後輩ですから、もちろん負けられません」と、ベスト4の座を易々と後輩に譲るつもりは毛頭ない。
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