小西健太は、準々決勝で久志岡俊海と対戦した。18Hで決着がつかずに、19Hまで進んだ。
エキストラホールまでもつれ込んだ準々決勝の展開は、小西が2番で1upし、続く3番で久志岡が獲り、オールスクウェア。そのまま14番まで動かなかった。
14番で久志岡が1up。17番で小西が獲り返して再びオールスクウェア。そのまま19Hへもつれ込んだ。
小西の第2打が右に曲がって、一時は「ロストかなと思ったんですけど…」それは、松の支柱を外したあとの穴の中に入り込んでいた。救済処置で、そこから「紛失球にすることなくプレーできて」、1メートルのパットを外した久志岡に辛くも下した。
小西と比嘉の対戦も、まる
でおとなしい小西の性格のように、浮き沈みが少なく進んだ。
「振り返ると、パーで分けたホールが多いですね」という。
比嘉とのマッチでは、小西は、19Hで5バーディ・2ボギー。惜しかったのは、なんといっても1upで迎えた18番のボギーである。
「第2打地点に行って見た瞬間、深いラフの中にすっぽりと入り込んでいて、これはグリーンを狙えないと判断しました。ピッチングウェッジで、出すのが精一杯でした」。
もし、という言葉は使いたくないが、もし雷雨での中断がなければ「1downされて、冷静さを取り戻せなかったかも知れません」という比嘉とは、正反対に、小西は、1upした勢いのまま18番へ進めたかも、知れない。「天候ですから、仕方ないですよ」と小西は無表情な顔で語った。
「でも、やっぱり負けたことは、すごく悔しいです」
明日は、3位決定戦でナショナルチームでともにトレーニングを積んでいる香妻陣一朗と対戦する。
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