5バーディ・1ボギーで4アンダーパーの68。永峰咲希(宮崎日大高校2年)は、満足げなホールアウトだった。
「いつもスタートが悪いんです。それを挽回しているうちに試合が終わってしまう。そんなの自分のパターンにしたくないんですけど、なぜか、そういう流れになってしまうことが多いんです」。
実は前週の全国高等学校ゴルフ選手権でも第1ラウンドは76と大きく出遅れた。そして第2ラウンドは雨の中70をマークして追い上げたが、結局全員はホールアウトできずに第1ラウンドの成績が最終結果として残されてしまった。
トップの権藤可恋とは九州で同学年。しかも、全国高等学校ゴルフ選手権で優勝したのも権藤
だった。
「幻になってしまいましたが全高(全国高等学校ゴルフ選手権)で出した70の流れできているので、今回は自分に期待してもいいかな…なん
て思っていました。ショートアイアンの距離が合っていたのが5バーディにつながったと思います」
10番パー3ではカップ縁にとまる、あわやホールインワンの1打もあった。このホールをはじめ5バーディのうち最も長いパットだったのは11番ホールの3メートル。ピンにからむような正確なショットが目立った。いつもと違うパターンで永峰はスコアを挽回するのではなく、伸ばそうとしている。
|