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競技報告
【「勝ちにきた」という鬼頭桜が単独首位に】
第2日 競技報告:塩原義雄 写真:JGA
鬼頭桜(美濃加茂高校3年)の胸の中には、昨年の口惜しい思いがある。1打差で迎えた第3ラウンドは雨で中止。結局、この1打差でプレーオフに加われなかった。高校3年生で迎えた今年は、文字通りのラストチャンスとなる。目標は頭に刻んである。「3日間で2桁アンダーパーにすることです。そうすれば結果(優勝)もついてくる」
第1ラウンドは70。けして悪いスコアではなかったが、鬼頭の中では目標に対する出遅れ感が残るスタートだった。「だから今日は、ちょっとビッグスコアを出したい。そのためには出足からダッシュしていかないといけないし、フルスロットルで18ホールを回り切るつもりでスタートの10番ティーインググランド
に立ちました」。

8番アイアンのショットはピン横5メートルに。スライスライン。決めた。続く11番(パー4)は手前カラーからの6メートルを沈めた。連続バーディ。狙い通りのダッシュだった。ところが、12番(パー4)に落とし穴があった。右サイドからドローボールでフェアウェイ左サイドに打つつもりだったティーショットが、大きく左へのミスになって木を直撃。150ヤードしか飛ばなかった。しかも第2打は枝が邪魔になって低く、フェアウェイに出すだけ。グリーンまでは、まだ240ヤードも残っていた。第3打でグリーン手前15ヤードに。まだ、第1打、第2打のパニック症状が残っていた。このアプローチショットも寄せ切れずにダブルボギーとなってしまった。ダッシュに急ブレーキがかかった格好で、ここから5ホールはパーが続いた。そして迎えた18番(パー5)。フェアウェイから190ヤードをユーティリティクラブで7メートルに。スライスラインを読み切ってのカップインでイーグル。ここから、またエンジン全開となった。

後半の9ホールは、一度もグリーンをはずすことがなかった。1番から8番までのファーストパットは、すべてバーディアテンプトだった。このうち4番の7メートル、6番の3センチ(第2打がもう少しでカップインするところだった)が決まり、この日の最終ホールとなった9番(パー5)を迎えた。ここは、7番ウッドでピン奥5メートルに2オンさせ、下りパットを慎重な距離合わせで2パットにしてバーディ奪取。5アンダーパーの67をマークして通算7アンダーパーまでスコアを伸ばせたことで、目標に掲げていた2桁アンダーパーが見えてきた。それどころか、「明日は、今日のスコアを上回るゴルフを展開して、最高の思い出を作って帰ります!」
18番から9番までの10ホールの内容が、鬼頭をますますその気にさせた。

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