昨年は北海道ジュニアで敗れて日本ジュニアゴルフ選手権競技への出場切符を逃した藤田光里(飛鳥未来高校3年)。今年は北海道地区の出場枠が2つになったことで2位での突破となり、2年ぶりの出場を果たした。
「中学生のときと同じパターンですね。どちらも1年生、3年生で出場させてもらって、2年生のときはダメでしたから」。
これが、最後の日本ジュニアゴルフ選手権競技だ。第1ラウンドは70と好スタートを切った。そして今日は…。10番ホールからスタートして12、15番といずれも「乗らず、寄らず、入らず」のボギー。ハーフターンしての1番では3パットでまたボギー。この段階で通算1オーバーパーと大
きく
後退してしまった。しかし、ここからゴルフは一変する。
2番で第2打を2メートルにつけて、これを決めると「リズムが戻った」ということで3番では6メートルを沈め、さらに4番(パー3)ではティーショットを50センチにつけて3連続バーディ。7番を3パットのボギーとしたものの8、9番を連続バーディとして、この日71、通算3アンダーパーでホールアウトした。
「1番の3パットで3オーバーになったところで、自分に言い聞かせました。絶対にここからアンダーパーまで挽回するぞ…って。最後の2ホールは、それぞれ5メートル、1.5メートルを決めたものですけど、力というより自分への意地の連続バーディでした。私にとっては、これが最後の大会になってしまったので、悔いなく終われるように明日も全力を出し尽くしたいです」
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