第1ラウンドは得意のウェッジでのアプローチが寄せきれずに苦しんでいた竹山佳林(岡山作陽高校1年)だが、今日のラウンドではパッティングの不調に苦しめられた。
「ショットは悪くなかった」という竹山だが、スタートの1番でいきなりセカンドショットをバンカーに打ち込みボギー。2番で120ヤードのセカンドショットをピッチングウェッジで2メートルにつけてスコアを戻して、「少し落ち着くことが出来て…余裕も出てきた」という。それが、5、6番の連続バーディに繋がった。8番でアプローチミスからボギーを叩いたものの9番で取り返し前半は2アンダーパー。
後半は15番までスコアカード通りのプレーでパーを積み重
ねる。「でも、3メートルぐらいのバーディチャンスがあったのに決め切れなくて…まんじりと耐えるゴルフ」が決壊したのは16番だった。7メートルのバーディチャンスを2メートルもオーバーさせた竹山は返しを決められず3パットのボギー。このままスコアを落とすかと思われた竹山を救ったのは、この日バーディに繋がるショットを続けていた得意のピッチングウェッジだった。17番残り100ヤードを伝家の宝刀で1メートルにつけてバーディを奪って、明日の優勝争いに踏みとどまった。
竹山にとって、この順位で最終ラウンドを戦えることも嬉しいことだが、それよりも大きいのは、「初めて2日間連続でアンダーパーをマークできたこと」と、初々しい。トップグループを形成しているJGA女子ナショナルチームメンバーの実力は充分わかっているが、「明日も油断せずに。パー5で4つバーディを奪って60台が出せれば、優勝争いが出来る」と、当初の目標であるベスト5を超える成績に狙いを定めた。
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