小学6年生のときに史上2番目の若さでLPGAツアー競技出場を果たして注目を集めた新垣比菜(具志川中学2年)が、日本ジュニア初出場で首位と1打差の2位と好位置につけた。
新垣は、「ショットは、まぁまぁ」と前半を1バーディ・1ボギーのパープレーでまとめると、後半10番で8番アイアンのティーショットを2メートルにつけてバーディ。13、15番でアプローチでミスをしてボギーを叩いたが、16番(パー3で5番アイアンで放ったティーショットを1メートルにつけると、最終18番もバーディで締めくくって見せた。
「優勝争いをしたい」という目標に、大きな前進をした第1ラウンドだったが、新垣本人にとっては不
満の残るラウンドだったようだ。それは、「グリーン周りのラフが深くて、グリーンも固い。アプローチでオーバーするのを嫌がって、ショートするミスが多かった」から。ゴルフに「たら、れば」は禁物だとはわかっているが、「アプローチが普段通りに寄せられていたら、あと2つは伸ばせたのに」と悔やむ。
「優勝争いをする」という目標の第1歩は記せた。残り2日間、「やっぱりグリーン上の勝負になると思う。どれだけパッティングを決められるかが鍵になる」と、最後まで本部門の主役の一人を演じきりたい強い意欲を見せた。
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