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競技報告
【植竹は、関東ジュニアと日本ジュニアの両タイトル獲得のチャンス】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
今年の関東ジュニアを制した植竹希望(奥戸中学2年)は、イーブンパーの3位タイで第1ラウンドを終えた。上位陣が伸び悩んだ第2ラウンド。植竹はスタートの10番で3メートルのバーディパットを沈めて、波に乗る。

13番のバーディに続いて16番では9メートルのパッティングを見事に沈めて、前半を3アンダーパーで終える。「3つスコアを伸ばせましたが、3メートルぐらいのチャンスも外していたし…」と、心の裡では好スコアにも納得いかなかったようだ。特にスコアを伸ばしたい18番でアプローチのミスからバーディを奪えなかったことが、後半の失速に繋がったという。1番でもアプローチがグリーンをオーバーするミスでボギー
を叩くと、7番(パー3)でティーショットを左に曲げてアプローチも寄せきれずにこの日2つ目のボギー。このまま悪い流れで終わるかと思われた最終9番で植竹は関東ジュニア優勝の意地を見せる。2打目をバンカーに打ち込んだ植竹は、20ヤードのバンカーショットを1メートルにつけてバーディフィニッシュ。通算2アンダーパーは首位グループと1打差の3位となり、関東ジュニアと日本ジュニアの両タイトル獲得に望みをつないだ。

「関東ジュニアで優勝できて、凄く自信がつきました」植竹は表情を崩す。「特にショットの安定感は増したと思います。パーオン率も格段に良くなっていますし」とタイトル獲得の手ごたえは充分感じている。しかも、「自分は逃げ切りよりも追いかける順位にいるほうが好きなんです。だから、この順位はちょうどいいと思う」と、絶好の展開にも持ち込んだ。「今日はパー5で1つしかバーディが獲れなかったので、明日は4つ。それで60台をマークできれば…」と関東・日本の両タイトル獲得に意欲を見せる。

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