6アンダーパーをマークし、長谷川祥平と並んで首位タイに立った松山英樹(東北福祉大学3年)が、第2ラウンドも好調なプレーで5バーディ・1ボギーの4アンダーパー68でホールアウト。通算10アンダーパーにスコアを伸ばし、単独首位に立った。
スタートの1番ホールのティショットはフェアウェイ。残り220ヤードの第2打を5番アイアンで打ったところ、グリーンオーバーしてしまい、奥のバンカーへ。寄せてバーディを獲ったものの、前日からアイアンの距離感をつかめず、苦労している。「自分がどれくらい飛ぶのか、わからない」と自嘲気味だ。
続く2番でバーディを奪うも、9番でボギーを叩き、1アンダーパー35でハ
ーフターン、「昨日よりパターが入らないので」いまひとつスコアを伸ばしきれない。それでも後半「パッティングのストロークがよくなったので」14、16、18番でバーディを奪い、3アンダーパー33。この日4アンダーパーで回った。16番では残り230ヤードの第2打を5番アイアンで打ち、1メートルにつける見事なバーディだった。
「ショットが悪い中で4アンダーパーはいい」というが、「常に自分が納得できる」ゴルフを目指しているだけに「残念だった」とこの日のゴルフの内容には不満げだ。先週の全米アマでは、メダリストのボビー・ワイヤットが9アンダーパーをマークし、改めてレベルの高さを実感してきた。難コースで2日間9アンダーパーは、松山をして「がんばっても出せない」という。その強さは「日本では自分がその存在なんだろうけど」自分はまだその域に達していないと感じている。「タイガー・ウッズならぶっちぎっているはず」と自らを鼓舞する。
目標とする「20アンダーパー」にちょうど折り返し地点で半分に達した。あと2日間で、20アンダーパーに到達できるか、一人別次元のゴルフを展開して、圧倒的な強さを見せてくれそうな予感がする。
|