梅山知宏(東北福祉大学3年)は、この日1、4番でバーディを奪い、スコアを通算7アンダーパーまで伸ばしたが、直後の5番で3パットのボギーを叩いてしまい、「流れをきってしまった」と悔やむ。9番でもボギーとして、スタート時点の5アンダーパーに戻ってしまう。
スタート前には「スコアを4つか、5つ」伸ばすつもりでいただけに、このままでは終われない。後半に入って、11番(パー3)で3メートルのパーパットを残すピンチを迎えたが、これをねじ込んで「流れを作れた」。続く12、13番と連続バーディを奪い、再び通算7アンダーパーまで伸ばして、この日を終えた。
この日も「パットに助けられている」のだが、「
ショットは日に日によくなっている」とショットの復調にも手ごたえを感じている様子だ。ボギー2つの後に「よく耐えて2つのバーディを獲った」ことに光明を見いだせる。
「本当はもう少し、スコアを伸ばしたかった」のだが、首位の松山英樹とは8打差。逆転には厳しい状況だが、「明日、松山に追いつける」ように全力を尽くす。松山と同級生だが、その差を感じている。「彼が自分のことをどう思っているかわからないが、自分は彼をライバルと思っている」という。松山が梅山をライバル視するぐらいに実力をつけたい。それには最終ラウンドを最終組で松山と回る明日が絶好のチャンスだ。「また明日」という彼の目に、その可能性を見出せる気がした。明日がどんな1日になるのか、彼のプレー振りに期待したい。
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