本選手権初出場の村山駿(東北福祉大学1年)が通算8アンダーパーで5位タイと健闘した。
少しでも順位を上げたい村山は、1番(パー5)から積極的なプレーを見せる。計算通りに2オンしてイーグルチャンスにつけたが、ここで思わぬ3パット。スコアを伸ばしたいパー5でのミスに「出だしから躓いた」とため息が出る。続く2番もティーショットのミスからボギーを叩き、「自分で流れを悪くしてしまった」とスタートダッシュの失敗を悔しがる。
6番で1メートル、7番では4メートルを沈めて連続バーディとしたが、続く8番(パー5)でボギーと「ちぐはぐなプレーで流れに乗れなかった」と前半はパープレー。後半10、14、1
7番の3ホールでバーディを奪ってみせたのは、村山の意地か。「後半もチャンスはありましたが、取りきれませんでした。でも、これが自分の今の実力です」と、悔いは無い。
初出場の日本学生で、特に第3、第4ラウンドは、「自分より上手な先輩方とプレー出来たことが、凄く楽しくて。自分との違いを見せ付けられたし、勉強になりました」と充実した試合となった。「特にショートゲームの差は大きいですね。ショットでは戦えるという感じもありましたが、100ヤード以内の技術の差を縮めないと。でも、それを練習すれば、いい勝負が出来ると思います」と、自分と先輩達との差を測る物差しを手に入れた。「来年はもっと良いゴルフが出来るように」強豪ひしめく東北福祉大学で更に揉まれ練習を積み、加古川ゴルフ倶楽部で開催される来年大会での飛躍を誓った。
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