坂口真由希(近畿大学3年)は10番からスタートして、10番3メートル、13番3メートル、15番2メートル、17番5メートルと次々とバーディパットを沈め、4アンダーパー32でハーフターンした。
調子は決してよくなかった。今年の関西女子学生のときにドライバーショットが左へ曲がるようになり、第1ラウンドこそ1アンダーパー71をマークして首位に立ったが、2日目以降スコアを崩し、結局11位に終わっている。曲がる上に飛距離も出ないために、第2打以降の距離が大きく残ってしまい、この日も苦しいゴルフだった。そんな中でも好スコアをマークできたのは、アイアンショットがよく「チャンスにつけられたところでしっか
りバーディをものにできた」ことが大きかった。パターもよく入ってくれた。
後半に回ってからもグリーンに「乗らなくても、アプローチで耐え」、3パットしてボギーにした7番を除けば、すべてパーを拾った。3アンダーパー69でホールアウトし、首位と2打差の2位タイにつけた。
「夏場は体力勝負と思い、ランニングや体幹を鍛えるトレーニングを積み」この大会に備えてきた。「集中力が切れない」だけの体力をつけてきたつもりだ。「今日みたいに耐えていいゴルフがしたい。ショットの分をアプローチ、パターでカバーして」優勝を狙う。2009年に関西ジュニアに優勝しているが、まだ「日本」タイトルは獲っていない。このチャンスを活かすことができるか。
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