昨年大会はカットに終わった中井美有(大阪学院大学3年)。雪辱を期して臨んだ今年は、首位と2打差の2位タイと好スタートを切った。
10番ホールからティーオフした中井は、「ドライバーショットが悪かった」とショットに苦しみながらも16番までパーを積み重ねる。17番でついにティーショットを左の林に打つ込みミスでボギーが先行する。18番では2メートルのバーディパットを外すなど前半は1オーバーパーと苦しんだ。しかし、後半に入ると一転、1番で2メートルを沈めると、「気持ちに余裕が出来て、波に乗れた」と、2、3番で3メートルを決めて3連続バーディ。その後もチャンスにつけながらスコアを伸ばせなかったが、7
番で4メートルのバーディパットを決めて、4バーディ・1ボギーの3アンダーパー、69でホールアウトした。
中井は、好スコアにも「確かにスコアは良かったですが、内容は不満です」と苦笑い。得意のドライバーショットが左右に荒れては、納得も出来ないだろう。そのかわり、「先週まで調子が悪かったパッティングが、今週に入ってから凄く良くて。ゆっくりストロークするように心がけたら、グリーンのタッチと合うようになりました」と光明も差している。
「明日もコツコツとパーオンをして、パーを積み重ねたい」と、大言は言わない。その言葉の裏には、自分のプレーが出来れば昨年の雪辱は果たせるという思いからだろう。
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