荒木美友(大手前大学4年)が5バーディ・ノーボギーの5アンダーパー67をマークし、単独首位に立った。
前半セカンドショットが「思ったより距離があった」ためにショートすることが多かったが、アプローチ、パターが好調で、12パットでしのいだ。1、3、5番でバーディを奪い、3アンダーパー33でハーフターンした。後半はアイアンショットも安定しだしてパーオンすることも多くなり、12、18番でバーディを獲って、5アンダーパーの67でホールアウト。「内容はちょっとよくないが、スコアには満足」とまずまずの様子だった。
彼女には昨年の大会で苦い思い出がある。第2ラウンドを終えて首位で迎えた最終ラウンド
。80と大きくスコアを落として、7位タイに終わった。優勝した柳澤美冴、佐藤千紘との最終組に「自分よりうまい人たちと一緒の組でプレーして、その人たちに勝ちたいと思うあまり、相手より良いスコアでプレーしなければ」との思いが強くて、逆にスコアを崩してしまったのだ。この敗戦から「周りの人より自分のプレーに集中」することを学んだ。
「目の前の一打一打に集中して、ほかの事を考えない」ようにしている。「今年こそは優勝を狙いたい」と大学4年の最後のチャンスに挑む。この試合の前に関西女子学生では、2日目を終わって首位に立ち、また「不安だったが」一打に集中することを心がけ、見事に優勝し、結果を出した。
試合はまだ始まったばかりで、まだ予断は許さないが、2位に2打差をつけて首位に立った。昨年のリベンジを果たすことができるか、まずは2日目のプレーに真価が問われる。
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