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競技報告
【尾島は、単独首位スタートにも「たまたま」】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
尾島純市(南九州)は、今年ミッドシニア入りの初出場で単独首位スタートを切り、周囲を驚かせた。曇天のなかで気まぐれに降る氷雨で各選手がスコアメイクに苦しむ中、大会連覇を狙う大川でさえイーブンパーでホールアウトした厳しいコンディションにもかかわらず、ダークホースともいえる尾島が5バーディ・ノーボギーの完璧なプレーを見せた。

しかし、当の本人はただ一人のアンダーパーで単独首位にも「たまたまですよ」と素っ気ない。「ティーショットでフェアウェイを外しても、アプローチが寄ってくれたり…ついていました」と、淡々としたもの。それでも、「4から5回あったボギーのピンチも2メートル前後のパーパットが入ってく
れた」と、好スコアの要因を話してくれた。それに加えて、「昨日の練習ラウンドで、このコースは距離がないから。

ドライバーでがむしゃらに振るよりも、軽くコントロールを重視して」ティーショットが安定したのも、5バーディにつながった。なかなか笑顔を見せてくれず、ラッキーを強調している尾島。それも、じつは「パッティングのときにイップスがある」から。今日のプレー中にも「途中、パッティングが気持ちよくできず、アドレスのときに球と自分との距離を近づけてみた」と試行錯誤を続けてきた。

イップスは心の病からくるものとも言われている。完璧に克服することは自信を回復させることだろうが、まだ、尾島はそこまで確信を持ったプレーが出来ていないのだろう。しかし、ノーボギーで終えられた今日のプレーが尾島自身の新しい扉を開けることになるかもしれない。所属の南九州ではクラブチャンピオンを3度獲得しているが、全国大会には本選手権が初出場。

もちろん全国大会での優勝争いも初めてだが、明日のラウンドで、もし尾島が新しい扉を開くことが出来れば、その先に光り輝く優勝杯が待っている。

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