5打差の2位タイで第2ラウンドを迎えた大川重信(大宰府)は、3番(パー3)で2.5メートルのパットを沈めてバーディを先行させる。しかし、「このコースを攻略するには、ティーショットの正確性が大事」と話していた生命線のドライバーショットが突如乱れ始める。
4番では左にミスしてダブルボギー、5番では右にプッシュアウトして、あわやOBのミス。リズムを崩した大川は、8番(パー3)でバンカーショットのミスからこの日2つ目のダブルボギーを叩き、首位を行く尾島との差を縮められないまま、後半に入る。11番で2メートルのバーディを決めて尾島にプレッシャーをかけた大川だったが、14、15番の連続ボギーで万事休
す。
この日は76と4つスコアを落として通算4オーバーパーで3位に終わった。結局、優勝した尾島は通算1オーバーパー。第1ラウンド終了後に大川が話していた通りのスコアで決着していただけに、この日のふがいない自分のプレーに納得がいかなかった。「2つもダブルボギーを打っては…」悔しさをかみ殺し、そう言い残して大川はゴルフ場を後にした。
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