震災復興支援グリーン・ティー・チャリティー「2012年度(第17回)日本ミッドアマチュアゴルフ選手権」が開幕した。
本年は、各地区ゴルフ連盟主催のミッドアマチュアゴルフ選手権の上位者など131名が出場。3日間54ホール・ストロークプレーで男子30歳以上の日本一を決する。
会場は、兵庫県の鳴尾ゴルフ倶楽部。1920(大正9)年創立され、現在のコースは1930(昭和5)年に当時の会員であったクレーン三兄弟の設計によるもので、その後著名なゴルフ場設計家アリソン氏の勧告を得て現在のコースレイアウトが完成した。当時は機械に頼ることなく自然の地形を生かした全く手作りのものであり、今なお設計思想は堅
持され続けており、1995(平成7)年からゴルフマガジン誌の「世界トップ100ゴルフコース」に毎年ランキングされるなど国内を代表するコースとして世界に知られている。
コースは全ホール異なったコースレイアウトで作られており、プレーヤー自身は18場面のドラマの真只中に身を置くことになる。中でも4つのパー3のホールは、全て美しいけれど難攻である。さらにコースの特徴でもある要所々々に配されたバンカーが攻略の鍵となる。過去1936(昭和11)年と1951(昭和26)年に日本オープンゴルフ選手権、1988(昭和63)年には日本アマチュアマッチプレーゴルフ選手権、2010年には日本シニアオープンゴルフ選手権が開催され雨中の熱戦の末、倉本昌弘が初優勝を遂げたのも記憶に新しい。
国内を代表する難コースを舞台に開催される本選手権。大会連覇で3度目の優勝を狙う地元関西出身の田中政佳、寺西進、井関剛義、本選手権最多となる4度目の戴冠が期待される田村尚之ら実力者のプレーに注目が集まる。
|