2アンダーパーの単独首位で第2ラウンドをスタートした金子光規(レインボー)は、2番でボギーが先行するも、6番で6メートルのスライスラインをねじ込んで、前半をパープレーで終え、首位をキープしていた。
「前半は、楽しくプレーできたし、昨日決まってくれていたパットが今日も入ってくれて」と金子自身も満足のプレーを見せていた。しかし、後半は一転、「アイアンショットの当たりが薄くなってきて」と17番までに3ボギーを叩き、18番を迎える。最終ホールでは、ティーショットを右にミスして17番ホールに打ち込むトラブルでボギー。
この日は4つスコアを落として、通算2オーバーパーで首位を塩月に明け渡した。
それでも、金子は笑みを見せる。「後半、ショットが悪くなってきたけれど、よく耐えてプレーできた」と、今日のスコアには納得できているからだろう。昨年大会では、最終ラウンドの追い上げで2位タイに入賞した金子は、今年リベンジがかかるが、本人に気負いはない。
「優勝したいという気持ちよりも、気持ちよくスウィングしたい。前半で楽しくプレーできれば…」と、話す。金子にとって優勝争いを脇に置いてもこだわる「楽しさ」とは、自分の求めるスウィング、そしてイメージした球筋通りのショットを打っていくこと。ほとんど手ごたえが残らないグッドショットを積み重ねることに専念にすれば、結果は後からついてくるということなのだろう。
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