「前半は楽しんでプレーしたい。自分がイメージした通りの球で、気持ちよくプレーできれば」そう話して最終ラウンドをスタートしていった金子光規(レインボー)だったが、スタートから苦悶の表情を浮かべる。1番でボギーを叩いたあと、1バーディ・1ボギーで凌いでいた金子に待っていたのは7番のダブルボギーだった。3打目をグリーン奥に外すと、この球が「バンカーの縁。ピンの方向には打てなくて」というトラブルで、アプローチはグリーンカラーに。この不運もあって金子は、8番でもボギーを叩いてしまう。
後半、首位の塩月が苦戦する中、追いつくチャンスは数度かあったが、塩月がボギーを叩けば金子もボギー。バーディも両者一
緒とつけ入る隙を与えられず、通算7オーバーパーで2年連続の2位に終わった。
昨年大会の2位は最終ラウンドで追い込んでのものに対し、今年の2位は、目の前のチャンスを逃してしまったもの。この違いは、「一生懸命にプレーした結果だから、仕方ない。しょうがないです」と話す金子の苦渋の表情で明らかだった。
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