昨年プレーオフで敗れた三木逸子(土佐CC)が、本大会4勝目に向けて好スタートを切った。
開口一番に「バーディがとれない」とノーバーディに終わった三木。1番をボギーでスタートすると、2番で2m、3番で1.5mのバーディチャンスを決めきれず、8番で60cmのパーパットを外し、前半を38で折り返す。後半に入り11番のティショットを引っ掛けピンチになるも、4mのパーパットを沈め凌いた。しかし、13番で再び50cmのパーパットを外しスコアを落とす。その後は、微妙にブレだしたイアンショットに苦しみ、スコアカード通りのスコアでホールを消化し、3ボギーの75でホールアウト。
「前半のバーディチャン
スをものになかったのが痛かった。流れをつかめなかった。」と三木。多くの選手が長い距離設定に苦しむ中、持ち前の飛距離を生かし12ホールでパーオンし、多くのバーディチャンスを作っている三木のプレーには余裕が感じられる。
その余裕の背景には、これまで多くのタイトルを獲得してきた自信ではないだろうか。「以前に比べて出る試合が少ない分、試合へ臨むモチベーションが高くなった」と三木は、昨年本大会で2位になって以来、日本女子シニアで5連覇を果たし、高知女子アマ優勝、10月の地元土佐でのスポーツマスターズ個人優勝と、6月の女子アマ以外は出る試合は全て優勝と最高の状態で今大会に臨んでいる。
前人未到のJGAタイトル9個目となる、女子ミッドアマ4勝目に向けて、気負いはない。
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