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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【個人戦8位タイの堀は、「来年のクィーンシリキットを目指す」】 |
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3日間、チームをけん引してきた堀琴音(滝川第二高校2年)は、姉の奈津佳から言われた忘れられない言葉がある。2010年にアルゼンチンで開催された世界女子アマチュアゴルフチーム選手権の日本代表メンバーである姉の奈津佳は、「世界女子アマには絶対に出場したほうが良い。世界の壁がわかるし、良い経験も出来て勉強になるから」という言葉を妹の琴音に残して、プロへの道を進んだ。姉の後を追うように、今年の世界女子アマのメンバーに選考された堀は、姉の言葉をかみしめ、実感する濃密な時間を過ごした。
最終ラウンド、6番(パー3)で6番アイアンのティーショットを7メートルに乗せた堀は、これを沈めてバーディが先行。続
く7番も2メートルのバーディパットを決めて、前半で2つスコアを伸ばす。しかし後半、10番でボギーを叩くと、12番(パー3)では、ティーショットを右にミスしてグリーンオンできず、ボギーとしてしまう。「グリーン周りのアプローチを寄せきれず2ボギーを叩いたのが悔しい」と振り返る堀だが、15番では4メートルのフックラインをねじ込んで、この日3バーディ・2ボギーの71でホールアウト。通算3アンダーパーの8位タイと日本チーム最高順位で世界女子アマを終えた。
「パッティングは4日間で一番良いフィーリングで打てた。ショットもティーショットは、ほぼフェアウェイをキープできた」と満足げな表情を見せる。しかし、姉の言葉は堀の胸から離れない。3日目に同組でプレーした世界ランキング1位のリディア・コーの安定したショット、ミンジー・リーのピンチにもチャンスにも動じないメンタルの強さ。世界トップレベルのプレーヤーとの差を見せつけられるたびに、「世界にはすごい選手がたくさんいる。この練習量では世界で勝つことはできない」という思いが強くなった。
堀自身の個人目標である個人戦ベスト10以内という目標は達成できたものの、我彼のレベルの差を目の当たりにしては、満足も出来ない。「私には、まだ来年日本代表としてプレーするチャンスが残されています。特にクィーンシリキットで自分が日の丸を背負って日本チームに貢献したい」日本チームの次代のエースに名乗りを上げた堀。世界女子アマでの経験をどれだけ日々の練習に生かすことが出来るか。その先に、世界を見据えて、堀の新たな挑戦の日々が始まる。
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