1回戦で四国女子アマチャンピオンの河本結(松山国際)を2and1で下した濱田茉優(ナパラG一本松)と、佐伯珠音(ミッションバレー)に3and2で勝利したJGAナショナルチームメンバーの堀琴音(兵庫県連盟)との顔合わせとなった2回戦は、前半から濱田がリードを奪う展開になった。
1番で2.5メートル、2番で1メートル、3番(パー3)では7番アイアンのティーショットを1メートルにつける3連続バーディで3upとスタートダッシュを決めた濱田。「スタート前は、堀さんが相手で正直ビビったけど、ショットもパットも良くて」と濱田。一方の堀は、「3ホール連続で獲られましたが、まだ始まったばかりだし、焦りはあ
りませんでした。すぐに5番で獲り返したし、自分ではマッチプレーが得意だと思っていたから」と実力者の風格を漂わせながら、後半の巻き返しを狙っていた。
しかし、「堀さんは、本当に強い。リードは奪っていましたが、後半に追いつかれないように集中していた」濱田のプレーに、徐々に堀の余裕がなくなってくる。日本女子アマを前にショットの不調にあえいでいた堀は、クオリファイングラウンドの第2ラウンドで自己ベストを更新するなど復調の気配を見せてマッチプレーに臨んでいたが、ショットの不安定さが最後まで堀を苦しめた。終わってみれば、5and3で濱田の圧勝。
「獲り返せるチャンスはあったのに生かし切れなくて、イライラしてしまって…ショットが悪くてもパットを決められなくても、心の波風を立てずにプレーできるようにしないといけませんよね。来年に向けて練習したい」とベスト16に終わった堀。
殊勲を上げた濱田は、「明日も自分のプレーが出来れば…」と、初のベスト4入りを目指すが、「自分の実力以上のものが出ないと…」と、明日に向けて謙虚に語った。
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